ALS（筋萎縮性側索硬化症）とは、厚生労働省により指定難病2に登録されている疾患です。

運動ニューロンの障害により、脳からの伝達が筋肉に届かなくなることで運動の障害を引き起こし筋力が衰えていきます。

主に手指の動かしにくさから始まり脚や肩周りへ、進行すると発言、発語が難しくなる構音障害、飲食が難しくなる嚥下障害、排尿、排便障害が考えられます。

一方、知覚神経や自律神経は問題ないため、五感（視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚）は最後まで残ると言われています。

現在でも原因不明の難病とされており治療方法か確立されていませんが、症状の進行を遅らせる薬はあります。

他にも、高栄養価の食事や食事の量を多くとることが大事です。

ALSになると水や食事を飲み込むのも難しく、手が動かしにくいため口元に食事を運ぶのが困難な為体重が減少してしまう傾向があります。

ALSの研究では体重の減少量の大きさが症状の進行の速さに関係しているとも言われています。