膝の痛みの原因として多いのは加齢による筋肉量の低下により膝周囲の筋緊張、関節内の損傷、靭帯の損傷、変形、摩耗が起こり痛みが現れます。その他にも肥満や足の変形（O脚、X脚）外傷、基礎疾患など多岐に渡ります。症状が進行すると歩行時の痛みや人工関節などの手術などを行うこともあります。膝の痛みは高齢者やスポーツ選手に多く中々改善しにくい疾患です。日頃から適度な運動やストレッチを行うことで症状を予防することが出来ます。現代ではデスクワークの方が多く、自分の体重を支える筋肉量が少ない方が増えています。また、体重が増加するたびに膝への負担は大きくなり、膝の痛みが出やすくなります。膝の痛みだけでなく股関節の痛みや腰痛などにもつながってきますので痛みが出る前に予防を行うことをおすすめします。

＜症状＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・正座や歩き始めに痛みが出る

・階段の昇り降りの時に痛む

・膝がこわばる、動かしにくい

・膝に水が溜まる

・膝の変形など

＜治療＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　急性の膝痛の場合はRICE処置（Rest:安静、ICE:冷却、COMPRESSION：圧迫、ELEVATION：挙上）を優先的に行います。慢性的な膝の痛みの場合、筋緊張緩和、血流改善、関節拘縮の予防を目的にマッサージや矯正、電気治療を行っていきます。膝に直接ついている大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋はとても硬くなりやすく膝が痛い方はこれらの筋肉が張っていることが多いです。マッサージや矯正、電気治療により筋肉の緊張を改善することができ膝への負担軽減を行っていきます。