頸椎椎間板ヘルニアとは？

ヘルニア：臓器や組織がもろくなり内部の組織が本来の位置から異なる位置に出てしまったことを表しています。

椎間板：椎体（背骨）と椎体の間でクッションの役割を担っている組織です。

これらをまとめると椎間板ヘルニアとは背骨の間のクッションである椎間板が本来の位置から逸脱してしまった状態を表します。

原因としては加齢などによる変性が多いと考えられています。

また、現在では、パソコン作業やスマートフォンの使いすぎなどによる姿勢不良も誘因になっています。

椎間板ヘルニアは後方への突出が多くその位置には脊髄や神経根といった神経の束がある部位になります。

ヘルニアが脊髄や神経根に当たり圧迫が起きたり神経の近くに強い炎症を起こすことで痛みやしびれといった症状が引き起こされます。

頸椎椎間板ヘルニアでは頸部でのヘルニアになるので脊髄に障害をきたした場合は首から下の広範囲に症状が出現します。

神経根に障害をきたした場合は腕や手に症状が出現します。